福山大学マリンバイオセンター水族館【しまなみ海道無料水族館】

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「福山大学マリンバイオセンター水族館」は福山大学の研究施設を一般開放している無料の水族館。しまなみ海道が渡る島のひとつである因島にあります。福山大学の学生が主体となって運営しており、間近にある瀬戸内海の生物などが展示されています。水槽の数は約20と規模は小さいですが、海洋生物展示を通した学生の研究や研修の場となっており、無料とは思えないくらい隅々まで手の行き届いた見応えのある施設です。

しまなみの瀬戸内海の生き物を展示した無料水族館

しななみ海道の島のひとつ、因島の東側に福山大学マリンバイオセンターがあります。瀬戸内海を目の前にした立地にある福山大学付属の研究施設です。本来は大学の研究施設ですが、多くの人に瀬戸内海に住む生物や研究内容を知ってもらうため、また水族館の運営を通じた実習を目的として無料で一般開放されています。しまなみ海道はいくつもの島をめぐる観光が楽しいエリア。大学の研究施設なので土日祝日などは休業しますが、夏休みなどで子連れでしまなみ海道を旅するなら、ぜひ立ち寄りたい因島の施設です。また、しまなみ海道のサイクリングコースからは外れていますが、因島大橋の自転車道入口から比較的近い場所にあるので、時間と体力に余裕があればサイクリング途中に立ち寄ることもできます。

まず目を引くのが「せとうち大水槽」と名付けられた最も大きな水槽。水族館のように岩礁やサンゴなどで飾られていませんが、中で泳ぐのは目の前の瀬戸内海に住む魚たち。マダイやコブダイ、シマアジ、コバンザメなど少し大きめの魚たちが泳ぎ回る姿は瀬戸内海の豊かさを感じさせてくれます。

小さいながらも丁寧に展示された水族館

中型の水槽が4つ並ぶ研究水槽。水槽の前にはソファーが置かれており、海色にライトアップされた水槽の中で泳ぐ魚たちを眺めていられる癒やしの空間です。

イルミネーションのように輝く青い水槽を眺めながらソファーでゆっくりとできる空間。研究と称した癒やしを楽しめます。

水槽を覗き込むと、エイやトチザメが砂地で暮らす様子を間近で観察できます。

エイはとても人懐こく、水槽に手を触れるとそれにあわせて泳いでくれます。癒しです。子供たちはとても喜んでいます。

間近で生き物を観察できと子供に大人気

タッチングプールは瀬戸内海のタイドプールや干潟などで見られる生き物がいます。ヒトデやウニ、ナマコなど直接手で触って観察することができます。

宝石水槽と名付けられた90cm幅の水槽が6つ並んでいます。各水槽にはタツノオトシゴなどの竜宮城を思わせる小さな魚や、ゴンズイなどの毒があり群れる魚なと、小さいながらも珍しい生き物か展示されています。

色鮮やかな水槽で飼育されているタツノオトシゴ。まるで竜宮城を思わせる水の中で海藻に尻尾で掴まってユラユラしている姿は癒しです。

■因島の無料のテーマパークで、遊具や海を眺める芝生広場と足湯が人気

福山大学マリンバイオセンター水族館

住所: 広島県尾道市因島大浜町452-10
電話: 0845-24-2933
営業時間: 10:30~15:00
休業日: 土日祝日・お盆・年末年始
交通: 西瀬戸自動車道(しまなみ海道)因島北ICより5分
料金: 無料
駐車場: 約30台(無料)

【投稿時最終訪問 2019年7月】

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