ディズニーシーひとり飲み【まるでゴールドラッシュの出稼ぎ労働者】

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以前、仕事の関係で出会った浦安に住むおじさまが、ディズニーシーの年間パスポートを購入し、帰宅前に異世界で一人飲みしているという。単身赴任中だった頃、家族を東京に呼び寄せてディズニーシーで水入らずで過ごした時間はあっという間。太陽が傾くと家族は神戸の自宅への帰路に着き、僕ひとり東京に置き去り。仕方がないので、知人を習って、おっさんひとりでディズニーシーを楽しむという暴挙に出たのです。

秋の夕日が美しいディズニーシー

プロメテウス火山に沈む夕日。異国情緒たっぷりの夕景はとっても美しく絵になります。 が、家族と別れたばかりのおっさんの後ろ姿はどことなく物悲しげです。

おっさんがディズニーシーひとりでいても、アトラクションに並んでおおはしゃぎするという気にはなりません。やることはやはり飲みですね。ディズニーシーには色々なエリアがありますが、「飲みたい」と思うベストは「ロストリバーデルタ」開拓時代のアメリカの雰囲気を存分に楽しめて、おっさんがワイルドに酒を飲むのがお似合いの場所です。まだ早い時間なんでレストランにも誰もいません。ガラガラのディズニーシーのレストランはある意味ファンタジー。現実離れしつつもリアルな設定にどっぷり浸かれますよ。

今回ひとり飲みをしたのは「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナー」酒場の雰囲気満点の店内の他に、トランジットスチーマーラインの乗り場に近い川辺のテラス席がとても気持ち良し。ひとり異国を旅をして、ふらりと立ち寄った盛り場で一杯やる。なんてハードボイルドなんだ!さすがディズニーシー。おっさんの男の夢も叶えてくれるのか!

異国の労働者気分で夢のディズニーひとり飲み

メキシコ料理の「ケサディーヤ」で一杯やります。雰囲気にも似合った料理です。

飲んでいる横をトランジットスチーマーラインが通りすぎていきます。これはもう異国の飲みです。異国でひとり、おっさんは飲んでいるのです。しかし異国にワイルドなひとり旅というより、どうしても鉱山への出稼ぎに来たイメージしか湧かないのです。こりゃまいったな。夢の国でもリアルすぎる設定。飲むエリアを完全に間違えた。同じ古き良きアメリカでも、都会の雰囲気前回のアメリカンウォーターフロントあたりでおしゃれを気取って飲むべきだったかな?

哀愁漂う夢の国でのひとり飲み。あまりものリアルさが恐ろしいほど身に染みて、逆にここがディズニーシーとは思えなくなる。本当に海外に来たみたいだ。この後おっさんは千鳥足で開拓エリアをふらつき、まるでショーのように「アウト・オブ・シャドウランド」を観劇。いやぁ、ゴールドラッシュの出稼ぎ鉱夫の気分を満喫しました。
そして突然の雨に打たれて、パレードを見ることなくひとり東京の部屋に帰っていきました・・・
【2017年11月のひとり飲みです】

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