ら~めんや天金 旭川ラーメン村【旭川でしか食べられない味】

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旭川に来たら立ち寄りたいところ。今では「旭山動物園」がダントツではあるが、以前はやはり「旭川ラーメン村」だった。
旭川の町を車で走ればわかるが、そのラーメン屋の数はかなり多く、次から次へと美味しそうな店が現れる。旭川はラーメン激戦区でもある。そんなラーメンの誘惑に誘われながら、旭山動物園からの帰路、観光客にとってのラーメンのメッカ、旭川ラーメン村へと車を走らせた。
旭川ラーメン村は市街地の中、ショッピングモールの一角にある。1996年にオープンした、旭川ラーメンを盛り上げるために作られた施設だ。ラーメン村には8店舗のラーメン店が軒を連ねる他に、「ラーメン村神社」や土産店などがあり、観光名所としても機能している。初めて来ればどの店に入ろうかと間違いなく迷う。

旭川でしか食べられない味!「ら~めんや天金」

「山頭火」や「青葉」といった全国的にも名も知れた店もあるのだが、今回選んだのは「ら~めんや天金」。天金は昭和27年創業の老舗。店舗もラーメン村を含めて旭川市内に2店しかなく、旭川でしか食べられない味だ。せっかく旭川まで来たのだから、ここでしか味わえないラーメンを選んだ。

店内の様子。4人掛けのカウンター席2つと4人掛けのテーブル席が4つある。店はさほど大きくないが、赤と黒を基調としたこだわりの内装の店内は清潔感があり、居心地はよい。

ラードたっぷり!まさに北海道の正油ラーメン

オーダーしたのは「正油ラーメン」(700円)醤油ラーメンを正油ラーメンと表記するのは、旭川ラーメンの特徴。
野菜や魚を一切使わず、豚骨・鶏ガラを丸2日間とろ火でじっくり煮込んだスープは、醤油味なのに、とろみを感じるくらいに濃厚。醤油独特の少し辛みがあり、脂っこいように見えるが意外にあっさりしている。とろみのあるスープは中太ちぢれ麺にしっかりと絡まり、何ともいえない深い味わいを楽しませてくれる。
さて、スープがどろどろに見えるのは、「ラード」の仕業。旭川は寒暖の差が激しい町。特に冬は-30℃まで冷え込む内陸の極寒地。そんな寒い場所ではラーメンが冷めない工夫が求められ、その結果、ラードを入れて油膜を作って熱を逃がさないという技が生まれた。最後まで熱いラーメンを楽しめるラードの膜は、味と見た目に衝撃的なインパクトも与えてくれている。とにかく美味しい。工夫に工夫を重ねられたラーメンの深い味の重なりは、かなり新鮮な味わいで美味しかった。コッテリ派はもちろん、あっさり好きでも冒険できる魅惑の一品だった。

サブメニューに頼んだのは、やはりラーメンの親友の餃子(3個210円)パリッとしてジューシー。美味しい一品だった。しかし、さんざん悩んだ「イクラごはん(400円)」も捨てがたかった。ラーメン屋でイクラ。さすがは北海道。それに北海道のイクラなら美味しい可能性が相当に高い。400円でイクラごはん。普通はありえない。・・・イクラごはんにしておけばよかったか??
北海道ならではの味を十分に堪能できたラーメン村。まだ知らない味が5つもある。また来なくては。満たされた腹を抱えながら、次の訪問の時の店を品定めするのであった。

旭川の観光と宿泊情報

旭川の最大の観光の目玉と言えばやはり旭山動物園。市内にはシティホテルが多いですが、家族連れの観光にも使いやすいホテルも多くあります。特に「旭川トーヨーホテル」はキッズスペースやおむつの販売など小さな子連れでも安心。1日中旭山動物園で遊べるよう、夕食などの時間の心配のないシティホテルで宿を探すのもいいですね。

【旭川市内のホテル一覧】

ら~めんや天金 旭川ラーメン村店

住所: 北海道旭川市永山11条4丁目パワーズ内
電話: 0166-48-3918
営業時間: 11:00~21:00
休業日: 火曜日
席数: 24席 
交通: JR旭川駅から車で約20分 旭山動物園から車で約15分 旭川鷹栖ICより車で約20分 
駐車場: 2000台(ショッピングモールを利用)
メニュー: 正油ラーメン700円 塩ラーメン700円 味噌ラーメン700円
     野菜ラーメン800円 コーンバターラーメン850円 チャーシューメン900円
     イクラごはん400円 チャーマヨごはん300円 山わさびごはん180円
     餃子3個210円 6個390円

【投稿時最終訪問 2011年9月】

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