冬の札幌伏見稲荷神社

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明治時代になり一気に開拓された北海道。大自然の中に溶け込むように建てられた神社が多く、その風景は本州の古くからある神社とかなり違うので、参拝することもするととても神秘的に感じることがあります。

雪の中に赤鳥居が建ち並ぶ札幌伏見稲荷神社

札幌にある明治時代に京都の伏見稲荷大社の分社として建立された神社が「札幌伏見稲荷神社」円山公園と藻岩山の中間、札幌の市街地を見下ろす閑静な住宅街の中にあります。一直線に続く鳥居の参道はとても神秘的。散策の途中、偶然通りかかったのですが、ふらりと吸い寄せられました。

春先で雪はずいぶん融けましたが、それでも積もった雪で足元が真っ白になった朱色の鳥居の道はとても幻想的。本家の伏見稲荷大社にはとある事情があり何十回も行きましたが、ついぞや雪の積もった千本鳥居を見ることはできませんでした。京都にはない鳥居の参道。雪深い時期はさらに違った趣になっていたのでしょう。

住宅街の間を鳥居と森が貫いています。その中を足元に気をつけてどんどん登ります。自然とそこに暮らす人々の生活に囲まれた連続する鳥居は、また違う不思議な風景です。

たくさんの鳥居が並ぶ参道。鳥居の密度は本家の伏見稲荷大社のそれには全く及びませんが、開放的な北海道の風景の中に立ち並ぶ鳥居も濃厚で、とても長い距離を歩いているような気がします。

条件付きの強力なご利益のパワースポット

長い鳥居の参道を抜けると本殿と手水舎に出ます。この手水舎の奥にパワースポットして最近密かに人気の「願い石」があります。この石に好きな事を1つ絶つことを誓えば、願ったことが叶うそうです。

参道の一番奥には本殿が鎮座します。小さな社ですが、雪の中の鳥居道を抜けてたどり着くと神々しくみえます。本殿の横には社務所があり、駐車場もあります。参道を登れなくても車で参拝することも可能です。ただし、冬場は雪の坂道を登り、除雪で駐車場も狭くなっているので注意が必要です。駐車場は無雪期で約10台入れます。

雪の鳥居道は帰りも美しい

参拝後、再び鳥居の中の参道に戻ります。北海道らしい広い平地を見下ろす丘にある赤鳥居の雪道はなんとも不思議な趣です。

行きはよいよい、帰りは怖い♪すってんころりんしないように慎重に雪の鳥居道を下って行きます。

偶然見つけた神社でしたが、心が洗われました。北海道の千本鳥居(25本ほどしかありませんが・・・)独特の風景とシビアな願い石。札幌の神社を巡るなら、是非参拝しておきたい神社です。

札幌の宿泊情報

札幌市内にはたくさんの見どころがあります。また、札幌ラーメンや新鮮な海鮮など、北海道ならではのお店が目白押しです。札幌市内ではシティホテルに宿泊がオススメ。夕食は美味しいお店に訪問して、すすきのや藻岩山展望台からの夜景など、夜の札幌ライフを楽しむのも旅の醍醐味です。

【じゃらん】札幌中心・ススキノのホテル情報

札幌伏見稲荷神社

場所: 北海道札幌市中央区伏見2-2-17
電話: 011-562-1753
営業時間: 9:00~17:00 (社務所)
休業日: 無休
料金: 参拝無料
交通: 市バス「慈啓会前」下車徒歩3分
   市電「ロープウェイ入口」電停下車徒歩15分
駐車場: あり (10台・無料)

【投稿時最終訪問 2018年3月】

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