清流・上北山川で川遊び【道の駅吉野路上北山と薬師湯】

暑い夏。海で泳ぐのもいいが、できれば涼しい山の冷たい水で泳ぎたい!そう思うことも、最近の猛暑だと多々あるかと思います。そんな時におすすめの川遊びスポットが奈良県上北山村を流れる北山川です。
北山川は熊野川の支流で、流域には名勝地である「瀞峡」を有しています。瀞峡でも美しい水が楽しめますが、北山川の源流は日本有数の降雨量を誇る大台ケ原。瀞峡よりもさらに上流、大台ケ原のすぐふもとの上北山村では上流にダムはなく、その豊富な水量がもたらした澄んだ水で、国道沿いにも関わらず、楽しい水遊びができるポイントが点在しています。しかも山の上流とはいえ、国道169号線で比較的容易に大自然の中にアクセスできる事もお勧めの点です

川遊びができる道の駅吉野路上北山

気軽に川遊びができるおすすめのポイントは国道169号線沿いにある「道の駅　吉野路上北山」です。道の駅のすぐ下が川遊びができるようになっており、トイレや自販機、レストランがある場所で水遊びが頼めてしまう贅沢なスポット。しかも上北山温泉「薬師湯」も併設されている至れり尽くせりぶり。そのため、シーズンには駐車場が込み合うことが必須なので、今回は道の駅吉野路上北山から100mほど下流にある河原を紹介します。
「ふれあいの郷ホテルかみきた」(休業中)に渡る橋の袂から河原に降りる道があり、ここに車を留めて川遊びができるポイントになっています。トイレなどはないので、まずは道の駅でトイレをすまし、飲み物などを仕入れてから河原に降りましょう。

大台ケ原の水を集めた北山川の上流の水は透き通っていてとってもきれいです。河原の対岸は整備されており、親水公園のようになっています。流れも緩やかで、急な深みなどはありませんので、比較的安心して子供を遊ばせることもできます。浮き輪などをつかって流れて遊ぶのも楽しいですよ。

橋の下はやや深い場所で、その後浅瀬をゆっくりと川は流れます。途中で流れのはやい岩場を通り抜けると、その下は浅瀬と少し深い場所が交互に入り混じった場所。遊びのスタイルやスキル、子供の大きさに合わせて遊ぶ場所を選ぶことができます。

アユが泳ぐ北山川の美しい清流

深い山々から流れ出した清冽で透き通った川が流れていきます。付近にはセミや夕方にはヒグラシの鳴き声。まさに日本の夏遊びを満喫できる場所なのです。

美しい北山川の流れ。どこまでも透き通った水の中には、すぐ近くにアユが泳いでいる姿も見えます。

少し深いところに潜ると、そこは美しい水中世界。是非水中メガネを持参して、美しい川の世界も満喫したいですね。

河原に車を乗り入れてたっぷり遊べる北山川

河原へのアクセスはコンクリートの道が国道から降りてきているので、普通の乗用車でも難なく降りることができます。特に大阪側から降りやすく、また大阪側へ出やすいの向きになっているのもうれしいところ。コンクリートの護岸部分もひろくて、横3列に車が並べます。両側に車を停めても中央を車が通れるので、駐車場不足に困ることはありません。
広い河原には大きい岩は比較的少ないのでタープとイス・テーブルぐらいは出せるので、デイキャンプを楽しむこともできます。更衣室などはないので、車の中で着替えられるような工夫をしておくといいと思います。

道の駅 吉野路上北山

場所: 奈良県吉野郡上北山村大字河合字ハジ1-1 (国道169号線)
電話: 07468-2-0169
施設: レストラン、観光情報センター、売店
　　　上北山温泉薬師湯(13～21:00 500円)
営業時間: レストラン・売店／10:00～18:00
休館日: 毎週火曜日、12/31,1/1
駐車場: 普通車51台(道路向かいの第二駐車場含む)

コンクリートの護岸部分は長く続いています。自分が遊びたいポイントに車を置ける事もポイントが高い点です。また、幅も広いので、Uターンも問題なくできます。
大台ケ原のハイキングはもちろん、下北山スポーツ公園でのキャンプやさらに下流での筏下りなど。アウトドアスポットにも恵まれ、もう少し足を延ばせば、世界遺産に登録されている熊野大社への訪問も可能な場所。夏のレジャーや旅行の際、通りがてらに楽しく川遊びが楽しめるスポットでもあります。

※河原入口に「消防道につき駐車ご遠慮下さい」という看板がありますが、駐車禁止は「進入路部分」のみで、河原では注意して遊んでくださいという内容になっています。(2016年訪問時)

【投稿時最終訪問　2016年7月】